板金塗装工程
- STEP 1
- 損傷部分の塗装を剥ぐ
ペーパーサンダを使って損傷部分とその周辺の塗膜を剥ぎます。
- STEP 2
- ドアやフェンダーなど裏側にスペースがある部分は叩き出す
袋状になっている部分は電気溶接で治具を取り付け、スライドハンマーなどで引っ張り出します。
- STEP 3
- 研磨、脱脂後パテを盛る
■ 密着性の強い粗めのパテを盛る→乾燥→研磨(大まかなひずみを取る)
■ 十分ひずみがとれていない場合は再度パテ盛り→乾燥→研磨
■ おおまかなひずみがとれたら目が細かく素穴などができにくいパテを再度盛る→乾燥→研磨(完全にひずみを取り去る)
- STEP 4
- ひずみを最終チェック
パテ研磨終了。
これでひずみがなくなっています。
- STEP 5
- サフェーサー(下地)塗装
損傷部分周辺を養生しサフェーサーを塗装します。
- STEP 6
- 最終パテ(細地)付け
サフェーサーの塗膜で埋め切れなかった素穴や、ペーパー目を細地パテで埋めていきます。
- STEP 7
- 細地パテ水研ぎ
細地パテを水研ぎ&塗装する部分全体を足付け(研磨)します。
- STEP 8
- 養生
塗装しない部分、境目は特に入念に覆います。
外せる部品はできるだけ外します。(ランプ類・モール・エンブレム・泥除け・ドアミラー・ドアノブなど)
- STEP 9
- 最終下地塗装
再度サフェーサーを塗装します。
本塗装前の最終下地となります。
- STEP 10
- 調色
同じ年式、同じ車種でも使用状況によりボディの色は変色しています。
その車の塗装するパネルの前後に合わせて調色します。
- STEP 11
- 塗装
■ 2コート塗装では地色塗装→クリア塗装
■ 3コートの場合は地色塗装→パール色塗装→クリア塗装
塗装肌をみながらそれぞれ3~5回塗料をかけます。
- STEP 12
- 乾燥
真夏以外はヒーターを当て加熱させます。
加熱することで塗膜の硬化を促進させます。
- STEP 13
- 研ぎ
塗装後約半日経過後、表面の乾燥硬化を確認し、塗膜に入り込んだゴミ・ブツをペーパーで研ぎ落とします。
- STEP 14
- 研磨・バフ掛け
前後パネルと塗装肌が合うようにコンパウンドで磨きをかけます。
3~4種類の粗さのコンパウンドを段階的に使用し研磨キズを消しながらツヤを出していきます。
- STEP 15
- 洗車・最終チェック
ボディ全体を手洗いし、修理箇所を中心に仕上がりを入念に点検し、仕上げます。