夏の炎天下にエアコンが故障して使えない…
真夏の炎天下、エアコンなしで車に乗るなんて考えたくもありません。
ましてや故障して使えないなんて・・・。しかし実際におこりうることなんです。それも結構な確率で。
エアコンの故障は車の使用年数に比例してくるもので、新車から5年、6年と経ってくるとその確率は年々高くなってきます。
エアコンが効かなくなる1番の原因
エアコンが効かなくなる原因の1番は冷媒となるフロンガスが減少してしまっていることです。
タイヤの空気はパンクしていなくても自然に減っていきます。それと同じでフロンガスも故障していなくても徐々に減ってはくるものです。ただ、ガスを補充したにも関わらず、ひと夏しかもたなかったとなるとそれは異常です。エアコンサイクルのどこかからガスが漏れている可能性が高いです。
相手は気体ですので目に見えません。特殊な機材を使って漏れている箇所を探し、部品を交換してガスを入れればまた元のように冷えだします。
ガス漏れ以外の原因
ガス漏れ以外の原因もよくあります。
■ エアコンのコンプレッサーを駆動させるベルトが切れている
■ エアコンサイクルの中で詰まりが生じ冷媒が循環していない
■ 家庭用クーラーでいう室外機の役目をしているコンデンサ&クーリングファンの異常など
故障の原因となりうる箇所はたくさんあります。
したがって修理見積りするためには、まず不良箇所を特定しなければなりません。
大まかなお見積りは無料です
不良箇所の特定には、ある程度の分解・脱着などの作業や特殊な機材の使用などを伴い時間も要しますので、場合によってはお見積りでも費用がかかることもあります。
まずは現車で症状を確認させていただければ、ある程度不良箇所を絞れますので、ケース別で大まかなお見積りは無料でさせていただきます。
快適ドライブには必要不可欠のカーエアコン。
お気軽にお問い合わせ、ご来店ください。
エアコンでお悩みのお客様に朗報!
エアコンの効き不良に関して大まかに2つの症例に分類できます。
・全く効かない(MAX COOLにしても温風しか出ない)
もしくは
・効いてる時もあるけど冷えがイマイチ
(夜間や雨天、曇天時など比較的外気温が低い時は冷風が出る)
(エンジンかけてしばらくは効くが徐々に効かなくなる)等
当店ではもちろん両症状に対応しておりますが、この度特に後者の症状でお悩みのお客様に、今回導入した最新鋭機をお試しいただきたいと思います。
Snap-on社製 エアコン配管洗浄機能搭載 カーエアコンサービスステーション
従来、明らかな異常部位が特定されずエアコンシステム全体の経年劣化、もしくはクーラーガスの自然減といった診断結果の場合、いったんクーラーガスを抜取り、正規重量の新しいガスに入れ替える対処法をとっておりましたが、この機器では残存ガス量を正確に計測するとともにガス回収・ガスクリーニング、規定量の追加補充までできるようになりました。これによりかなりの確率で症状の改善がみられるようになります。
さらにこれでも症状の改善が見られない場合、
クーラー配管及びガスが経由するそれぞれの機器(エキスパンションバルブ、コンプレッサ、コンデンサ、エバポレータ、レシーバー等)の内部を元来精密機器の洗浄液としても使われるフロンを使って洗浄することが可能になりました。
また軽度の詰まりが疑われるような場合には洗浄経路を一方通行ではなく往復循環させて洗浄、さらにはパルス波を用いた洗浄まで可能になっております。
料金例
クーラーガス回収・計量・洗浄・不足ガス及びコンプレッサオイル補充 | 工賃¥8,000~(+補充分フロンガス及びコンプレッサオイル代) |
配管内洗浄 | 工賃¥15,000~(+補充分フロンガス及びコンプレッサオイル代) |
『全く効かない』症例のお客様もご一読を!
近年の酷暑に耐えきれずコンプレッサがパンク状態といった故障事例が急増しております。
コンプレッサ異常の場合、通常コンプレッサ内部の異常摩耗によって発生したダストが配管内を循環してしまっている可能性が高くコンプレッサの交換とともに配管内ダストの除去が必須作業となります。
従来コンプレッサ本体交換よりもこのダスト除去にかかる時間、ひいてはお客様のご負担をさらに大きくしておりました。
こういった場合にも先の最新鋭機が効力を発揮してくれております。
これまでエンジンルーム内の配管分解はもちろん、室内側の配管設備等も細かく分解し手作業で洗浄作業していたものが、コンプレッサ交換に伴う配管の着脱のみでエアコンサイクルすべてを全自動洗浄可能となりました。
これにより部品分解に要する作業時間及び洗浄後乾燥時間の短縮、部品着脱に伴う故障リスクの低下、何よりお客様の大幅なご負担軽減が可能になりました。
お気軽にお問い合わせください。
関連部品について
■ コンプレッサー&エアコンベルト
エンジン動力をベルトで伝えてコンプレッサーを駆動、コンプレッサーでフロンガスを圧縮します。
■ コンデンサ(右側)
高温高圧になった冷媒がコンデンサを通る時にクーリングファン(左側)の風で冷却します。エンジン冷却水を冷やすラジエーターと抱き合わせで設置されています。
■ エバポレーター
車内に設置され、気化熱によって冷まされたこの部品に風をあてて冷風を作ります。ガス漏れしやすい部品のひとつで、エアコン使用時は常に湿気ているので車内の悪臭の原因にもなります。
■ コンデンサクーリングファン
モーターの故障などによる冷却不良でエアコンの効きが悪くなります。
■ エキスパンションバルブ
コンプレッサーで圧縮された冷媒を噴射して気化させる部品で、冷媒の詰まりの原因となることもあります。
■ リキッドタンク
フィルターの役目をするものです。
ガス漏れ修理や冷媒詰まりなどの分解修理をした際には必ず同時交換します。